nx4820 の CPUファンから異音 (4) - ベアリングその他を入手 (結論から言えばこれも失敗)

(前回のポストはこちら nx4820 の CPUファンから異音 (3) - lm-sensors)

いよいよベアリング交換しかない…ので、まずはベアリングを入手しなければならない。
ベアリングなんて、小学生の頃ミニ4駆を組み立てて以来だ。

NO.204  ノートPCのCPUファン修理報告
を見ると、RAIDMAX の汎用DCファンのもので代用可能とあったのだが、実際にやってみると合わなかった… (RAIDMAX の方が一回り大きく、はまらない)
仕様が変わったのかなぁ…折角この為だけに買ったのに。(わざわざ秋葉原に出向いて)

改めてベアリングのサイズを図る。普段陽の目を見ないノギスが活躍。
  • 外径: 4mm
  • 幅: 2mm
  • 内径: 1.5mm
これを元に、色々検索してみる。意外とあるもんだ。(値段は 2012年 当時)
軸受の取り扱い | ミニチュア・小径ボールベアリング | 技術解説 | eMinebea によると、ベアリングは非常にデリケートな部品とのこと。何分素人のやることなので、失敗した時を考えて MonotaRO で 4個、楽天で1セットずつ注文。

また、ベアリングのガタつきを抑える接着剤もあるらいし。nx4820 のベアリングは、固定されていなかった。(ピンセット等で押し出すと、ポロッと外れた)
「もしかしたら、異音の原因はこれかも?」と思い、ロックタイトも注文。
あと、何回かファンを分解していたので、固定用の Cリングがビヨンビヨンになってしまった。
これも必要かなと思い、探してみるが見つからない。
最終的に「Oリングをカットすれば何とかなるのでは?」と考え、以下を注文する。
諸々揃ったところで、いざ交換!! ちなみに、手順は以下:
  1. 精密ドライバー (マイナス) でプラスチック製の C リングを広げて外す。
    • このCリング、初めのうちは外れるとき、勢い良く飛ぶ。
      -> 小さいし透明なので、どこに行ったかわからなくなる
      -> 無いとファンが動かないので、焦って探す
      ということを繰り返すはめになった。
      (冬、こたつの上で作業していたので、こたつ布団に埋もれたりしてた)
    • 手元をビニール袋で覆ったり、リングにマジックで色をつけたりして回避
  2. ファンが外れる。
  3. 無くさないようにバネやベアリングを外す。
    (極力ピンセット等を使う。素手で触るのは最終手段)
  4. 交換し、逆の手順で戻す
これで完璧!! ファンを元通り組み付けて、PC の電源 ON!! ... あれ?
nx4820 は、電源 ON 時に少しファンが回転するのだが、この時点で異音がする。
負荷をかけ、ファンが回転すると…やはり異音がする。。。
...
やはりグリスが必要か? と思い、以前 のグリスをつけてみる -> 異音する ... 「交換時に何か失敗したか?」と思い、新しいのに交換してみる -> 異音する ... ベアリングを接着剤で固定してみる -> 異音する ... 何なんだー原因がまったく分からない!! 現象としては、以下のような感じ:
  • 最も異音が小さい: 元々使用していたベアリング (つまり、最初からファンについていたもの)
  • 最も異音が大きい: 楽天で購入したもの
  • 交換後、暫くファンを動かし続ければ、馴染んでくれるかなと思ったが、異音は全然変化なし
  • グリスの有無で、異音は変わらない
  • 接着剤の有無で、異音は変わらない
  • 摩擦による抵抗をなくそうと、ベアリングとファンのバネの間に、Oリングを入れてみた
    -> 重苦しいというか、回転時に「いかにも抵抗があります」という感じの異音がする
         (Oリングが厚すぎた。最も薄いリングも買っておけばよかったと後悔)
結局、ファンの軸に問題があるのかな…
(だとしたら、上記の説明もつく気がする && どんなにベアリング交換してもダメだな)
「ちっちゃい扇風機みたいなものでしょ? 構造も単純だし、修理も簡単々々」とか思ってた自分を戒めたい。難しいよハードウェア!

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