nx4820 の CPUファンから異音 (3) - lm-sensors

(前回のポストはこちら nx4820 の CPUファンから異音 (2))

ベアリング交換の前に、ダメ元でもう一手試すことにした。
それは、「ファンの回転数を落とすことができれば、異音が止むのではないか」ということ。

nx4820 では、BIOS にファン関連の設定が出てこない。
他にないか調べてみると、lm-sensors というユーティリティがあるとのことで、これを使ってみる。
(ちなみに、Win版では SpeedFan というユーティリティがメジャーっぽい)

インストール。
# apt-get install lm-sensors
$ apt-cache show lm-sensors
(snip)
Description-en: utilities to read temperature/voltage/fan sensors
Lm-sensors is a hardware health monitoring package for Linux. It allows you
to access information from temperature, voltage, and fan speed sensors. It
works with most newer systems.
温度、電圧、ファン速度といった情報を取得できるっぽい。
早速試してみる。
# sensors-detect
(基本的に全部 Enter キー押していく)
(snip)
Sorry, no sensors were detected.
This is relatively common on laptops, where thermal management is
handled by ACPI rather than the OS.
おおぉぉ…センサーを検出できない模様。 ダメ元で sensors コマンドを実行。
$ sensors
acpitz-virtual-0
Adapter: Virtual device
temp1: +52.0°C (crit = +98.0°C)
おぉぉぉ、CPU の温度はとれているっぽい。 watch sensors のように、watch コマンドと合わせて使うと、段々 temp1 の数値が上昇するのが分かる。この子の場合
  • 大体 60°C付近で、ファンが回転する
  • で、50°C以下になると停止する
という事が分かった。
ただ、センサーを検出できていれば
  • ファンの回転数 (RPM) も表示されるし、
  • cpufreqd で回転数の調整もできた
かもしれない。
他に、3pin のファンだと、ファンの電圧を落とす方法もあるらしいが、それ用の装置 (ファンコントローラー) を噛ます方法が分からないのでペンディング。(※)
残念…やはり、根治療法 (ベアリング交換) しかない。

(nx4820 の CPUファンから異音 (4) - ベアリングその他を入手 (結論から言えばこれも失敗) に続く)



参考:
cpufreqdでlm_sensorsを使用して、センサの値に応じたクロック・電圧制御を行う

※について
ファンコン自体は FAN MATE 2 (FM-2)のレビューと評価 のように、小型のものもあるみたい。でも、
  • 繋ぎ方が分からない
  • nx4820 とのコネクタがデスクトップ向けより小さい特殊なもの
  • nx4820 側の電圧が5V 以上あるのか? (→5V未満だとファンコンの意味なし)
というところが不安。いつか余裕が出てきたら試す…か…?

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